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ザジの戯言(妄想) 

インスパイヤ元:長門有希の戯言(嘘)

わたしの仕事はネギ・スプリングフィールドを観察して、入手した情報をサウザンドマスターに報告すること。
生み出されてから三年間、私はずっとそうやって過ごしてきた。
この三年間は特別な不確定要素がなく、いたって平穏。
でも、最近になって無視出来ないイレギュラー因子がネギ・スプリングフィールドの周囲に現れた。


それが、あなた。


サウザンドマスターにとって、麻帆良の辺境に位置するこのクラスの人間に特別な価値など無かった。
でも、現有生命体がネギま!と呼称する、このクラスで進化した人間に、知性と呼ぶべき思索能力が芽生えたことにより、その重要度は増大した。
もしかしたら、自分たちが陥っている自律進化の閉塞状態を、打開する可能性があるかもしれなかったから。
マンガに偏在する有機生命体に、萌えが生じるのはありふれた現象だったが、高次の萌えを持つまでに進化した例は、ネギま!が唯一だった。
サウザンドマスターは注意深く、かつ綿密に観測を続けた。
そして三年前、惑星表面に他では類を見ない異常な情報フレアを観測した。
弓状列島の一地域から噴出した情報爆発は、瞬く間に惑星全土を覆い、惑星外空間に拡散した。
その中心にいたのが
(ネギ・スプリングフィールド)
以後三年間、あらゆる角度からネギ・スプリングフィールドという固体に対し調査がなされた。
しかし未だその正体は不明。
(原因不明の情報爆発)
それでもサウザンドマスターの一味は
(分析不可能)
ネギ・スプリングフィールドこそ人類の、ひいてはマンガ生命体である自分たちに、自律進化のきっかけを与える存在として、ネギ・スプリングフィールドの解析をおこなっている。
マンガ生命体である彼等は、まともな人間と直接的にコミュニケート出来ない。
共通意識を持たないから。
人間は意識を抜きにして、萌えを伝達する術を持たない。
だからわたしのような萌え用のインターフェイスを作った。
マンガはわたしを通してまともな人間とコンタクト出来る。

ネギ・スプリングフィールドは自律進化の可能性を秘めている。
おそらくネギ・スプリングフィールドには、自分の都合の良いように周囲の環境情報を操作する力がある。
それがわたしがここにいる理由。
あなたがここにいる理由。


「待ってくれ。正直言おう。さっぱり解らねえ」


信じて。

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■「やくろあんてな」さん「ザジの戯言(妄想)」・いわゆる「涼宮ハルヒの憂鬱」が元ネタです^^;・・最近原作を読んだ私には、かなり「ツボ」にハマりました^^;・・・・・という

  • [2006/05/06 19:20]
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